国立パリ高等音楽院(コンセルバトワール・ド・パリ)のバイオリンと室内楽の両部
門を首席で卒業。18才からソロ活動を始め、同音楽院のソリスト課程最難関であ
る博士号取得。ジャン・フルニエ、ミシェル・オークレール、レジス・パスキエ、テ
ィボー・ヴァルガ、ユーディ・メニューイン等に師事。
作品の魅力を伝える深みのある演奏力、突出したカリスマ性、超絶的な技術。数
々の音楽フェスティバルや世界各地の名高い音楽の殿堂にて演奏を重ね、同世代
のフランス人音楽家の中でも若くして最もダイナミックな活動をするソリストとな
る。
古典から現代作品まで多岐に渡るジャンルに意欲的に取り組む。超絶的な技術力
を必要とし、時代を超えて人々を驚嘆させるニコロ・パガニーニを心から愛し、
その作品の魔力を引き出し、聴衆に魅力を再発見してもらうことに喜びを感じ
ている。
室内音楽にも情熱を注いでおり、デュオ・ペルペテュオ(Duo Perpetuo バイオリ
ン&ハープ)、トリオ・ソルスティス(Trio Solstice ピアノ、バイオリン、チ
ェロ)、カテュアー・ゴルドニ(Quartor Goldoni バイオリン2台、ビオラ、チェロ)
など様々なアンサンブルを組んでいる。また、ピアニストのニコラ・アンゲリッシ
ュ、フルートのフランソワ・ルルー、チェロのローラン・ピドゥー等とも共演してい
る。
数多くのCDを出しており、ミュンヘン交響楽団 とのベートーヴェンのヴァイオリン協
奏曲、「ヨーロッパへのオマージュ」(2000年クラシック最優秀ディスク賞ノミネ
ート)、「ヴィルトゥオーゾ」(パガニーニ、サラサーテ、バッジーニ、サン=サ
ーンス他)、ヴィヴァルディの「四季」、ハープのベアトリス・ギエルマンとのデュオ
「ペルペテュオ」やDVD「トリオ・ソルスティス」(ベートーヴェン、メンデルスゾ
ーン、ラフマニノフ他)などがある。
世界各地でマスタークラスの講師を定期的に務める。
愛器は1749年製ジョバンニ・バティスタ・ガダニーニ。"